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size(表記):
size(実寸):
肩幅48.5cm、身幅53cm、
着丈57cm、袖丈55cm、
(測り方による誤差あり)
brand:Levi's
date:1940年代~
状態:
スレ。
キズ。
ステッチ抜け。
シミヨゴレ。
リペア箇所。
スリキレ。
カフス擦り減り。
ボタン錆び。
着用感。
詳細・説明:
1870年代頃、リーバイスは''ブラウス''と呼ばれる、フロントにトリプルプリーツと
二つのリベット留めがされたポケット付きデニムジャケットの生産を始めた。
501というロットナンバーが1890年代頃に商業的に使われ始めた際、
ダブルプリーツでシングルポケットのデニムブラウスが506XXという品番で登場した。
506XXが誕生してから140年以上にもわたり、デザインに変化を重ねながらも
リーバイスのデニムジャケットは作り続けられている。
今現在のヴィンテージ市場で最もプレミア度が高いとされているアイテムがある。
それが、今月ご紹介するビンテージコレクションのS506XXだ。
506XXはご存知の方も多いだろう。
S506XXは第二次世界大戦期(1942年頃~)のモデルとなる。
戦争の影響から物資統制が行われ、
完成形の506XXよりデイティールが簡素化(Simplifiedの頭文字のS)されている。
戦争のあおりを受けたリーバイスはいくつかの仕様変更が余儀なくされた。
生産過程のなかで、ボタンやパーツの製造メーカーには、
銅などの金属の使用が禁止されていたため、納品されるボタンやリベット等は鉄素材のものへと変更された。
このモデルを一目見て気付く特徴として、月桂樹ボタンに目が行くだろう。
通常大戦モデルのボタンは月桂樹ボタンが一般的だが、物資統制下にあるこの時期でも
納品されているボタンに対しては規制はないと思われ、リーバイスのロゴボタンが使用された物もある。
その他のディティールの特徴として、細かいところでは
通常ボタンが5つあるところ4つであること、
ポケットのフラップがないこと、
リベットに刻印がないこと、
プリーツ部分のステッチが太く(いびつ)なっている。
バックルバックについてはユリバックルなど種類があるがこちらは終戦間際に使われていたバックルで、
ストラップを通す側にザラザラとした滑り止めが施されており、通称ヤスリバックルと呼ばれている。
マニアならご存知の方も多いと思われるが、
この時期のモデルは色が深く濃く、オンスが厚いことから色落ちが一番良いと定評が高い。
そんなプレミア度の高い物で且つ色残りが多い物は中々出会えない。
しかしこちらはS506XXならではの深みの強いインディゴの風合いがたまらなく素晴らしいのだ。
袖の色落ちがそれを表わすかのように綺麗なハチノスが出来ている。
歴史的価値のある一枚をぜひコレクションしていただきたい。