brand:Levi's
date:1920年-1930年代
状態:
スレ。
キズ。
シミヨゴレ。
広範囲にリペア。
着用感。
詳細・説明:
501XXの入荷自体希少ではあるが実際店舗などで見かける物は、
第二次世界大戦が終了しリベットやアーキュエイトも復活した
1947年代頃から1967年頃までの物が多いだろう。
501XXとして名作と名高くいわれるモデルは
この頃の物を指す人も多いはずだ。
しかしマニアにはもう既に物足りないであろう。
そんなマニアたちも唸る今回のビンテージコレクションは、
1922年モデルのLevi's 501XXデニムパンツだ。
こちらの501XXは1922年モデルと言われるものである。
アメリカを皮切りに世界恐慌が起こり始めた不況の時代に作られた
この頃のジーンズは生産数も少なく
歴史的に見ても価値の高いモデルといえるだろう。
さて1922年モデルの501XXの特徴としては、
1922年からアモスケイグ社製の生地から完全にコーンミルズ社製の
9オンス生地を使用することになった。
ベルトループには通常のXXより薄い、
ライトオンスの生地が取り付けられる。
一目見てリーバイスと分かるよう付けられている赤タブは欠損しているのではなく、
この頃はまだ付けられていない。
(1936年9月1日から赤タブは存在する。)
リーバイスが頑丈なデニムと
主張するかのように付けられたアウトリベット、
このころはまだポケットにむき出しの状態でリベットが付けられていた。
膝のあたりから放射線状に抜けるヒゲ。目を惹く非常に綺麗な色落ち。
膝裏のハチノスはまるでアートのようだ。
当時の使用者が1,2年洗わず履いたであろうことが証明される
濃淡の鮮明さである。
ジーンズの色落ちから労働者のライフスタイルを感じられる点も
ビンテージデニムの魅力の一つだろう。
まさに後世に残しておきたいジーンズであるが、
このジーンズはコムデギャルソンジュンヤワタナベマンの
2022年春夏コレクションに、
転写プリントという形で後世に残されることになった。
本来ならば、このジーンズを手に取ってご覧頂きたいところではあるが、
ここに残すことでより多くの方々に知って頂けるであろう。