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size(表記):
size(実寸):
ウェスト76cm、股下71cm、
股上32cm、ワタリ31.5cm、
裾幅22.5cm、全長97.5cm、
(測り方による誤差あり)
brand:1900's RIP-PROOF OVERALLS
date:1900年代
状態:
スレ。
キズ。
シミヨゴレ。
ボタン錆箇所。
錆ヨゴレ。
広範囲にリペア。
生地の擦れにより薄い部分あり。
褪せ。
着用感。
詳細・説明:
1900's RIP-PROOF OVERALLS Denim Waist Overalls
1900年代頃、リーバイスのワークウェアが
炭鉱現場などで働く労働者に浸透する中、
後追いでワークウェアを作る会社が数多く誕生していた。
この頃はワークウェアブランドの競争率が高かったが=それほど需要も高かった。
その中の一つでもあるのが、
SPOKANE DRY GOODS COMPANY(スポケーンドライグッズカンパニー社)が
立ち上げたワークウェアブランド、RIP-PROOF OVERALLSである。
今回ご紹介するビンテージコレクションは1900年代頃に作られたRIP-PROOF OVERALLSの
デニムウエストオーバーオールだ。
1901年代頃にリーバイスのデニムパンツに
ポケットが2つ付いたことから、こちらのデニムウエストオーバーオールは
1901年代以降に作られたものと思われる。
サイドにはRIP-PROOF OVERALLSの文字がプリントされた布タグが残る。
RIP-PROOF OVERALLSはライオンがトレードマークのイメージをお持ちの方が
多いと思われるが、このタグにはライオンはプリントされていない。
その代わりに逆三角形▽のロゴが中央に入るプリントデザインである。
1900年代初頭(それ以前も)のデニムウエストオーバーオールには、
当たり前のようにバックルバックが施されているが、
こちらはリーバイスのように剥き出しのバックルバックではなく、
ウエストバンドにバックルベルトを挟み込んで縫い付ける仕様だ。
1870年後頃から1890年頃に様々なワークウェアブランドによる特許アイデアブームもあったこともあり
この頃のワークウェアはそれぞれのブランドで工夫が凝らされているのが非常に面白い。
この様なバックルバックのデザインはレプリカなどでしか見ることが出来ず、大変希少だ。
ノイシュタッター・ブラザーズ製のBOSS OF THE ROADでもこのバックルバックの仕様と酷似の物を使われるなど、
他ブランドでもこのような近しい仕様の物が使われていた。
こちらのデニムウエストオーバーオールにはリベット留めがされており
リーバイスと手を組んでいたジェイコブ・デイヴィスが取得していたリベットの特許が
1890年代頃に特許の期限切れとなったため、他社でもリベッテッドジーンズを製造することが許され
このデニムウエストオーバーオールにもリベットでの補強がされている。
サスペンダーボタンにはRIP PROOFの刻印が入る物を使用しており、全て残っている点嬉しいポイントだ。
生地は長きに渡り履き続けられたであろう摩擦による、生地の劣化などが見られるが
100年以上も前のワークウェアが着用出来る状態で残ることは大変貴重なことである。
擦り切れて破れてしまう恐れも考慮して着倒すことはおすすめできないが、
資料としてぜひ手に入れて頂きたい一本である。