こちらの商品はクレジット・銀行振込のみの
決済とさせていただきます。
店頭にて陳列販売しておりますので、店頭で売れて
しまった際にはご注文完了後に取り消し、
返金処理をさせていただく場合もございます。
予めご了承頂けます様お願いいたします。
size(表記):40X(内側に表記有)
恐らく袖が長めの仕様かと思われます。
size(実寸):
肩幅47cm、身幅49cm、
着丈61.5cm、袖丈64cm、
(測り方による誤差あり)
brand:SPEEDWAY TOGS
date:1940年代~
状態:
スレ。
キズ。
ヨゴレ。
裏地ヤブレ。
レザーシワ。
左ポケットジッパー、
チェーン詰め。
着用感。
詳細・説明:
第二次世界大戦終結後、
1940年代のアメリカでは好景気を迎えモーターサイクル人口が急増し、
生活の足から休日のレースと幅広い用途で使用されていた。
数多くのレザージャケットブランドが存在する中、
カスタムオーダーがメインとなる、本来とは真逆のスタンスをとり、
当時では異彩を放っていたメーカーがあった。
そのブランドこそ、創業者ロス・ラングリッツの、
「Langlitz Leathers」である。
ロス・ラングリッツは1947年に、
「The Leather Garment Shop」というレザーショップをオープンし、
『SPEEDWAY TOGS』というブランド名でレザーアイテム等を製造。
オレゴン州ポートランドの本社兼工場を構える地域密着型の企業で、
個人の体型、用途に合わせたカスタムオーダーが主流、
職人のハンドメイドで生産されるため、
わずか1日6着しか造ることができなかったそうだ。
「ラングリッツの捨てる革を、他のメーカーが買い漁る」と言われるほど、
ラングリッツレザーは革の良い部分だけを使用しており、
時代の進化とともに、丁寧かつ真摯に向き合うスタンスは変わらないという。
今回ご紹介する逸品は、
世界中のライダーから愛され続けているラングリッツレザーの、
前身ブランドであるSPEEDWAY TOGSのライダースジャケットだ。
「SPEEDWAY TOGS」とは、
Langlitz Leathersへと社名が統一する以前、
1947年~1949年の僅か3年間のみ生産されていた、
幻のブランドである。
こちらのライダースのモデル名については不明だが、
ラングリッツレザーでは定番となっている、
コロンビアタイプ。
中でも特筆すべきポイントとして、
SPEEDWAY TOGS時代に関しては、
レザーマニアの取引が殆どであることから、
現在市場では滅多に出回ることはなく、
このように値段が付いて店頭へ売り出されることがないからだ。
年代を判別する上では、
2台のバイクデザインの入る緑タグ、
このタグが付いている物自体、非常に少ないとされている。
最もトラディショナルなモデルで、
Wブレスト仕様、肩のエポレットやベルトが付属していない、
スッキリとしたプレーンなシルエット。
内ポケットには表記らしき印字有、
40Xとなっており、
恐らく袖が長めに作られた仕様ではないかと思われる。
このモデルに関しては、
コロンビアに比べてややシャープで、
スタイリッシュなシルエットであるため、
より体にフィットする作りである印象だ。
アメリカンライダース史に残る、
名作「コロンビア」はここから生まれ、
永遠のスタンダードとなっていったのであろう。
そんな歴史的価値が高く、
値段を付けて市場に出回ることが滅多にない、
幻の逸品。
袖を通した者にしか味わうことの出来ない歴史とリアリティを、
ご自身の肌で是非実感していただきたい。