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size(表記):
size(実寸):M位
肩幅56cm、身幅55cm、
着丈60cm、袖丈57.5cm、
(測り方による誤差あり)
brand:GH Gumpo
date:1950年代~
状態:
スレ。
褪せ。
キズ。
シミヨゴレ。
着用感。
詳細・説明:
ハワイの農作業服である「パラカ」から派生したハワイアンシャツ。
1870年~1930年の間、ハワイではサトウキビが盛んに栽培され、
サトウキビ農園や、ハワイのプランテーションで働く労働者たちの作業服として使用された。
この頃ハワイでは移民の受け入れをしており、中には出稼ぎに向かった日系人も多く、
彼らは持参した着物を着て作業をしていたが、ハワイの気候や農園の作業には適さなかったため、
他国の移民労働者たちの服装を参考にしながら、独自の作業着を作り上げていった。
由来は諸説あるが当時ハワイへ持ち込める着物の数には限りがあり洋服にする生地がなかったこと、
着物の絣柄と模様が似ていたため、この生地に目を付けたことからパラカジャケットが誕生した。
着物や浴衣の新しい生地を使って仕立てた開襟シャツが人気を博して、
徐々に広まっていき庶民の間で、ハワイの服として定着したことがルーツと言える。
その後日系移民は様々な職業に就くことになり、多くはホノルルに仕立屋や呉服店を営んだ。
中でも仕立屋の「ムサシヤ」が最も早い時期から和柄の生地をシャツを仕立て、
1936年に「アロハシャツ」が商標登録された。正式名称は「ハワイアンシャツ」となる。
1940年代頃からハワイの観光業の発展とともに広がり、観光客がお土産として持ち帰ることが多くなり、
今では世界で人気のあるファッションアイテムへと成長していった。
時代とともに数あるパターンが生み出されたが、
中でもハワイの日系人だけでなくアメリカ本土の観光客からも支持を得ていたパターンが、
オリエンタルデザインとも呼ばれる和柄。
鷲や龍、鯉や兜など縁起が良いとされる物が好まれており、
特に人気のあったパターンが虎柄だ。
今回ご紹介する一枚は虎柄の中でも多く見られるパターンで、
威嚇する虎、岩と笹の間を縫って流れる水が描かれた構図。
ハワイアンシャツの中でも見つからない、
背景にはパープル系の色が使われており、
全体の配色含め躍動感のあるデザイン。
日本製、肌触りの良いシルク地、
細部まで拘り抜かれた圧巻のパターン。
季節を先取りしたアイテムだが、
再び賑わいを増すヴィンテージブームとともに手に入れたい一枚だ。