こちらの商品はクレジット・銀行振込のみの
決済とさせていただきます。
店頭にて陳列販売しておりますので、店頭で売れて
しまった際にはご注文完了後に取り消し、
返金処理をさせていただく場合もございます。
予めご了承頂けます様お願いいたします。
size(表記):
size(実寸):
ウェスト74cm、股下73cm、
股上29cm、ワタリ25cm、
裾幅21cm、全長97cm、
(測り方による誤差あり)
brand:Levi's
date:1940年代~
状態:
スレ。
キズ。
ホツレ。
赤タブ欠損。
リペア箇所。
ステッチ抜け。
シミヨゴレ箇所。
着用感。
詳細・説明:
今回ご紹介するコレクションは、
以前Vintage Collection Vol.22で紹介した、
S501XXの中でも珍しいとされている一本だ。
S501XXの説明に関しては、下記のVol.22を参照されたい。
【Vintage Collection Vol.22】
おさらいとしてS501XXは第二次世界大戦期(1942年頃~1946年頃まで)のモデルとされており、
激しい戦争の影響から生じた物価や物資の統制により、
リーバイスの501もディテールの簡素化を余儀なくされた。
アーキュエイト・ステッチの廃止、
廉価な月桂樹/ドーナツボタンの使用、
コインポケットのリベット省略、
''L.S.&Co.SF''の刻印が入らないリベット、
隠しリベットに鉄素材を使用するなど、
これらディテールを簡略化された仕様をSimplifiedの頭文字のSをとって、
''S501XX''と表記されているのが当モデルである。
その中でも、特に珍しく希少価値が高いとされているのが、
ポケットのスレーキに異素材の生地が使われたデニムだ。
本来この箇所にはホワイトコットンが使われているのだが、
こちらはご覧の通りヘリンボーンの生地が使用されている。
物資統制からコットンの使用量に規制があったのかもしれないが、
ここで使用されたヘリンボーン生地は他商品の生産段階で、
余った残布や廃布が使用されていると考えられる。
このように簡略化を余儀なくされた中での、
特別なディテールは戦時中という時代背景が反映された、
ヴィンテージデニムの真骨頂と言っても過言ではないと私は思う。
価格の高騰が著しい大戦モデル、見つけること自体が困難であるこの時代で、
異素材のスレーキが使われた仕様を探すとなると至難の業だ。
ここまで説明すれば、この一本がただ古いだけでないというのがお分かりだろう。
パッと見て分かるディテールではないが、
そこには時代背景が映し出すコレクターの心擽られる仕様がなされていた…。